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「脱グローバル化は進まない、世界はローカルの集合体。 究極の国際化は地産地消」

 新型コロナウイルスの感染拡大対策として世界中で人や物の移動が制限されるようになった。これにより、一見するとディグローバリゼーション(脱グローバル化)が進むかのように思われているが、私はそうした反動はあまりないと考えている。あくまでコロナショックは一過性のものだ。いずれワクチンが開発され、検査が簡便にできるようになれば、制圧もできるだろう。

 もちろん事業継続計画(BCP)や安全保障の観点で、サプライチェーンの見直しやマイナーチェンジを進める必要はある。ただ極端に言えば、何も資源がない日本が自国だけで一気通貫できるかと問われればそれはあり得ない。日本で全て作ろうと言ったら、消費者として日本人がツケを払うことになる。誰も歓迎しないし、安ければ海外製を買うだろう。

 グローバリゼーションは、欧米諸国による植民地政策や、現地での一方的な搾取が発端だった。ところが次第に新興国も「この構造はおかしい」と目覚めて流れが変わってきたのが、最近いわれる脱グローバル化の実態だろう。