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「今こそ自信を持って新しいことに挑もう。異端児だっていい」

 新型コロナウイルスの影響拡大に伴い発令された緊急事態宣言が、ようやく解除された。

 以前このコラムで触れたように、私が全日本空輸(ANA)の社長だった2003年には重症急性呼吸器症候群(SARS)が世界的流行の兆しを見せており、航空業界は大きな打撃を受けた。今回のコロナ禍は、SARSとは比べものにならないほど深刻だと痛感している。

 国際航空運送協会(IATA)によれば20年、世界の航空業界の損失額は約843億ドルにのぼり「航空史上最悪の年」になるという。その後も、以前の世界に戻るとは考えにくい。人々の社会生活や価値観が変容した「ニューノーマル」の時代にどう対応していくか。経営も、従来の経験や常識に頼って安定飛行できる時代は、もうやってこないと覚悟している。比類なき影響をもたらしたコロナ禍だが、嘆いてばかりもいられない。様々な企業が自己変革に挑む必要がある。