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「在宅が苦手な日本人。コロナ危機を、家庭を見直す契機としよう」

 新型コロナウイルス感染拡大に伴い、日本全国に緊急事態宣言が出された。天気が良い日も外に出られず、自宅で過ごす人が多いだろう。憂鬱な気分になるのも致し方ない。

 日本人は自宅で過ごす時間が少ない民族だ。経済協力開発機構(OECD)諸国において、フルタイム労働者が1日のうちにスポーツや娯楽、自宅でのくつろぎに費やす「余暇」(leisure)は平均4.3時間とされる。しかし、日本人は3.4時間と、OECD諸国の中で余暇に使う時間が最も短い。

 睡眠、食事、家事などの「個人的ケア」に使う時間を合わせても14.0時間。諸外国の中で最短となっている。見方を変えれば自宅で過ごすのがあまり上手でない国民ともいえる。それだけに、家族全員が長時間一つ屋根の下で過ごす今回の経験は極めて珍しいといえる。