「リーダーの決断と施策が組織の存亡を左右する。危機に立ち向かおう」
新型コロナウイルスの感染拡大が世界中に大きな影響を与え、日本でも国が緊急事態宣言を発するまでに至った。働く人々の活動の場、子供たちの学びの場、そして親しい友人同士が集うことにも制限が加わっている。経済をはじめとする諸活動の低下は想像を超えた厳しいものになっている。感染拡大を食い止めるために個人や企業の活動に制約が課されることはやむを得ない選択ではあるが、感染の拡大が終息したとしても、この影響から脱却するには相当な時間がかかるだろう。
ウイルスとの闘い、そして、その終息を見た後の立て直しまでの間、求められるのは強いリーダーシップだ。各国のリーダーや企業経営者などの使命感と覚悟、そして、決断の質・スピードと打ち出す施策のダイナミズムがその後の組織の興廃存亡を左右する。有事を乗り越えるためには、やるべきことを、時機を逃さず、思い切って実行することが肝心だ。それぞれの国民や従業員を守り、国や企業という重要な組織体を存続させるのがリーダーの使命だ。起きている事実を正確に把握し、責任を持って対策を繰り出していかなければならない。
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