「社内飲み会は学びの場『本物を知る機会』提供し長く生き残る価値を体得」

 最近の若者は、会社の飲み会にできれば参加したくないらしい。昨年末は、忘年会に意図的に参加しない「忘年会スルー」という言葉がネットを中心に話題を集めた。業務時間外まで、上司や同僚と付き合いたくないというのが本音のようだ。まもなく送別会シーズンが始まる。お世話になった先輩に対しても、「送別会スルー」を選択するのだろうか。

 「個」が優先される時代だ。社内での飲み会に参加するかどうかは、個人の判断に委ねるべきで、強制してまで参加させることではないだろう。ただ、社内飲み会も活用次第だと個人的には思っている。

 世間の流れとは逆行するかもしれないが、カプコンでは会社が主催する「誕生日会」を開いている。頻度は大阪が2カ月に1度、東京が3カ月に1度で、期間内に誕生日を迎えた社員が対象となる。時間は午後6時からで、場所は会社の食堂などだ。誕生日会なので、バースデーソングを歌いながらケーキの上にあるロウソクの火を消し、予算1000円を上限に参加者同士でプレゼント交換もする。

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