「国により正しさは違う。相手の考え方を受け入れ自分のスタイルを貫こう」

 世の中ではグローバルスタンダードだとか、FTA(自由貿易協定)といった話が当たり前に出てくるが、私はそうした統一的な条件というものは本来あり得ないと考えている。

 欧州では欧州連合(EU)という地域統合体をつくろうとしたが、結局各国間で差が生まれた。それぞれの地域は、気候も違えば歴史、慣習も違う。そういった個別の事情を無視して条件をフラットに設定した結果だろう。

 地域が異なれば「これが正しい」と判断する基準も全く異なる。私が40歳過ぎで海外に赴任した時、日本の常識とは考え方がまるで違い、驚いたことがある。

この記事は会員登録で続きをご覧いただけます

残り1162文字 / 全文1468文字

日経ビジネス電子版有料会員になると…

人気コラムなどすべてのコンテンツが読み放題

オリジナル動画が見放題、ウェビナー参加し放題

日経ビジネス最新号、10年分のバックナンバーが読み放題

この記事はシリーズ「賢人の警鐘」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。