「東京だけ元気でいいか。地方で見過ごされてきた魅力と情熱を引き出そう」

 間もなく2020年を迎え、7月には東京五輪・パラリンピックが開幕する。この世界最大のスポーツの祭典には世界中から1000万人もの人が訪れ、大きな経済波及効果をもたらすといわれている。しばらくの間、世の中の関心が東京に集中して、様々な産業が盛り上がりを見せることだろう。

 だが、ふと冷静になって五輪後の日本のありようを考えてみると、東京ばかりが元気で地方が蚊帳の外に置かれてしまうような状態は本当にいいのかと心配になる。

 五輪の宴が終わって夢から覚めれば、日本社会全体で目の前の厳しい現実に向き合う場面も出てこよう。その時、東京だけに頼らず地方も活力を取り戻しておくことは、国力の維持・向上という観点で非常に重要なテーマだ。

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