「技術は発展していても生産性向上は緩慢。人的資本の配置が鍵だ」

 先進国のビジネスや経済で奇妙なことが起きていて、日本はその最前線にいる。

 世間では常にテクノロジーが話題だ。書店は、AI(人工知能)やロボット工学、バイオテクノロジー、デジタルトランスフォーメーションなどがテーマの書籍であふれ返る。AIは小説、演劇、芸術の世界にまで進出した。

 急激な技術発展をとげているこの時代では、間違いなく史上最高といえる教育を受けられる。先進国では男女ともに、高校を出た子供の半数以上が大学に進学している。

 前回のコラムで指摘したように、1980年代の日本では高等教育において男女間で大きな差が見られ、4年制大学への進学割合は女子が10~15%に対し男子が35~40%だった。現在ではこの差はほぼなく、女子で50%、男子で約55%となる。

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