「海外進出が必須の日本 成功のカギは独自性 参入分野を見極めよ」
私が身を置くゲーム業界の話で恐縮だが、9月12日から幕張メッセ(千葉市)で国内最大のゲーム見本市「東京ゲームショウ2019」が開かれた。これまでも高性能化が進んできたゲーム業界だが、新たなパラダイムシフトを迎えつつある。次世代通信規格「5G」だ。
高速・同時多接続・低遅延といった特徴を持つ5Gにより、ゲーム操作などのデータ処理をサーバー上で処理する「クラウドゲーム」が可能になる。新たなユーザー体験をもたらすだけでなく、携帯電話やゲーム機の姿を変えてしまう可能性を秘めている。カプコンでも、商機を捉えるべく研究開発を加速しているところだ。
東京ゲームショウは、業界のグローバル化に歩調を合わせ、対象を日本やアジアの枠を超え、拡大してきた。クラウドゲームなどの新技術は当然、海外でも導入が進みつつある。国内市場は重要だが、視野は常に海外にも広げておく必要がある。ゲームやアニメなどのコンテンツ輸出は、日本政府も旗振りをしており期待も大きいのではなかろうか。
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