全1472文字

「日本社会の発展には 少子高齢化対策が急務。 子育てへの投資惜しむな」

 現代の日本社会において最も懸念すべき問題は少子高齢化である。近年の医学の発展や医療技術の進歩などにより、今後も寿命の延びが予測される一方、少子化に歯止めがかからない。少子化対策は、日本社会の重要課題であり、長期的視点で取り組む必要がある。

 2007年以降、死亡者数が出生者数を上回る状態が10年以上も続いている。また16年以降、出生者数は年間100万人の大台を割り込み、この傾向が続けば65年には日本の人口が約8800万人まで減少すると予測されている。

 労働力や社会保障の担い手である若年人口の減少が問題視されている。この労働力不足を外国人で補うために本年4月から施行されたのが「改正出入国管理法」だ。しかし、少子高齢化という問題の本質的な解ではないし、「移民」が増えれば別な問題と課題が生まれるだろう。

 これまで日本は極端な貧富の差の少ない、政治的にも安定した社会をつくってきた。日本ほど安全で公衆衛生も行き届き、モノも豊富で暮らしやすい国は世界でもまれだ。こうした社会の安定に加え、公衆道徳もきちんとし、親切で穏やかな国民性もある。

 過剰な個人主義に陥らず、他者を尊重し、協働して大仕事を成し遂げる勤勉な態度がある。「移民」が増加すると、必ずしもそうでなくなる部分も出てくる。