「ファミリービジネスを長続きさせる要点は 後継者教育かもしれない」

 同族経営は古い体制というイメージを持たれがちだ。しかし、実際には事業が成長を続け、利益も出ている良い企業がたくさんある。そうした企業の経営者は、先祖が始めた会社を守り育てようと強い情熱を持っている。長期的な視野で経営に携わっている人が多いのも特徴だ。

 一方で、同族経営ならではのデメリットもある。最大の悲劇は、能力のない人が社長に就任するケースだ。個人の利益を優先し、会社のお金で贅沢三昧をしてしまう経営者もいる。優秀な経営者がいる一方で、こうした悲劇が目立ってしまうため、同族経営は誤解されがちだ。

 この同族経営への関心が、1980年ごろから世界的に高まった。発端は米国で、「GIビル」という第2次大戦の復員兵に対する支援制度に起因する。若い復員兵に、就学のための奨学金給付や起業支援などがなされ、50年ごろに米国で多くの企業が興った。

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