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「自国第一主義が蔓延 何が真実か 世界中が惑う年」

 世界中の人々が今、迷っている。リーダーたちのメッセージに耳を傾けても、いったい「真実」はどこにあるのかが分からなくなり、確信を持って歩むべき方向を見いだせずにいる。

 米国でトランプ大統領が誕生して以降、リーダーが発するメッセージに自国第一主義の傾向がますます強くなった。米中貿易戦争はそうした自己中心的なリーダーの振る舞いが顕在化した結果とも言える。

 もちろん、問題はトランプ大統領だけにあるのではなく、中国の習近平国家主席にもある。貿易収支やハイテク技術など、両国とも様々な事実を自国にとって都合のいいように解釈し、それが真実だとして自国の国民に向けて発信している。リーダーが本当のことを言っているのかどうか、誰の気持ちにも疑心暗鬼が生じている。