コストを完成図面から計算

独自にコストを算出し、価格を決めるというのは具体的にはどうやるのですか。

 ざっくり言うと、ある材料をこれくらいのサイズで買ってきて、機械をこう回して、こういう仕上げをすればこういう部品ができるというのを、最終的な完成図面から割り出せるということです。

 部品製造の工程が分かれば、例えばある工程で機械が5分間動くとすると、機械の費用5分ぶん、そこに張り付く人の費用5分ぶん、材料費などとコストを積み上げ、金額を出します。この工程で128円、次の工程で34円みたいなのが積み重なって、町工場の利益も載せて、価格としてはいくらだと決まる。これを自動でやっています。

この記事は会員登録で続きをご覧いただけます

残り3827文字 / 全文5130文字

【春割/2カ月無料】お申し込みで

人気コラム、特集記事…すべて読み放題

ウェビナー・音声コンテンツを視聴可能

バックナンバー11年分が読み放題

この記事はシリーズ「インタビュー」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。