過剰な分析主義に陥った

なぜ、分析主義に陥ったのですか。

 MBA(経営学修士)教育が一つの原因だと思います。日本企業は戦後のある時期まで、経験主義や暗黙知ベースの経営をしていました。ただ、敗戦の反省から米国的な理論が合理的に映り、あらゆる面で浸透していったのです。

 私は1958年に富士電機製造(現・富士電機)に入社しましたが、その頃、多くの企業が米国流の分析主義を採用し、現場はPDCA(計画、実行、評価、改善)の手法を積極的に導入しました。分析的方法論に大いに感動したものです。ただ、バブル崩壊などで再び自信を失い過剰適応してしまったと思います。

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