田村は、不安に胸が潰れそうになる。今まで将史に逆らったことはない。将史がやろうとすることは、常人に予測がつかない。間違いはない。信じて従ってきた。それで間違いはなかった。しかし、今度ばかりはどうなるか予測がつかない。戸田に続けて、まさか井上を更迭するつもりではないだろうか……。

 田村は、井上の執務室に入った。井上は店舗の巡回に出かける直前だった。

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