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北見は、都内のある邸宅街の道路に立っていた。周囲はすでに闇に沈んでいる。威風堂々と立ち並ぶ邸宅群も闇の中では形を無くし、その威力は失われている。もうすぐここにコンビニのカリスマと呼ばれる大木将史が帰宅して来るはずだ。82歳になろうというのに衰えない事業欲。いったいどこからそのエネルギーがわいてくるのか、その秘密の一端にでも触れられればと思う。
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