スーパーマーケット大手のフジタヨーシュウ堂は、コンビニエンスストア事業を成長させたが、中間期決算が初の減益となる。専務の大木将史は、不良在庫が積み上がっていることに着目し、スーパーマーケット事業の構造改革が必要だと幹部社員を鼓舞する。それは一方で、問屋との関係を重視する社長、藤田俊雄の経営手法からの転換を意味した。俊雄は悩みながらも将史の決断を尊重した。
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「どう、あなた、大木さんに任せて上手く行っているの?」
小百合がテーブルに紅茶を運んできた。
「上手く行っているようだね。私はあまり口を出さないようにしているんだ」
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