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前回までのあらすじ

 業界の常識を覆す、商品の小分け配送に加え、正月三が日も焼き立てのパンを売るなど、コンビニエンスストア 「アーリーバード」の挑戦はメーカーを巻き込んでいった。親会社である大手スーパー、フジタヨーシュウ堂社長の藤田俊雄は、アーリーバードを専務の大木将史に任せ、口をはさまず見守る姿勢を貫いた。アーリーバードは売り上げを伸ばし、業界内に賛同者を増やしていった。

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 将史がいきなり「おにぎりを売ろう」と言い出したので、部下の水沢秀治たちは驚いた。

 「おにぎりですか?」

 水沢が聞いた。