今回は経営統合の象徴とも言える肝煎り事業。「福岡と同じ轍」は踏めない。

 ヤフー、アスクル、出前館の3社の間に一体感を醸成するため、ZHD幹部が協議に参加して、議論の活性化に心を砕いた。週1回の会議には3社の担当者の他にZHD取締役で現在はヤフーの社長を務める小澤隆生氏が参加。ZHDのECの中核事業であるYahoo!ショッピングなどの規模を拡大してきた立役者で、グループ内での信頼も厚い。各社の細かな役割分担など、3社間で議論にずれが生じるタイミングですかさず取りまとめを行ったという。「ZHDの立場から俯瞰(ふかん)的な立場で方向性を見極め、決断をすることは、短期間で事業を開始するうえで重要だった」と中尾氏は話す。

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