農業を「見える化」
大原氏の右腕となっているのが、クボタの営農支援システム「KSAS(クボタスマートアグリシステム)」だ。その狙いを一言で表すなら、農業の「見える化」。どんな品種を育てているのか、農場はどんな形でどれだけの広さなのか、どんな肥料や農薬を使っているのか──。こうした基本的な情報に、スマートフォンの専用アプリから作業者が入力した日々の活動記録や、センサーを積んだ農機から送られてくる作物の情報などを組み合わせて、データに基づく農業経営を可能にする。
14年にサービス提供を始めて以来、大規模な農家や農業法人を中心に広まってきたKSAS。利用会員の数は現在1万5000件を超え、農業現場の景色を大きく変えつつある。
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