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1970年前後から高度成長の影の部分、公害問題が各地で噴出した。水俣病被害などの訴訟は今も続き、深刻な爪痕は残ったままだ。後に環境大国となる日本が、企業の社会的責任を意識させる契機に。

 2018年も押し詰まった12月25日午後。熊本地方裁判所に大きなシュプレヒコールが上がった。

 「すべての水俣病被害者を救うために、最後まで戦うぞ!」