人々が気楽に集まれる機会づくりを

「特集 無子化社会 『恋愛停止国家』の未来」(5/24号)

 社会現象の未来予測の中で最も確かといえる統計は人口予測だ。国の発表によると、子供の出生数が過去最低となった。さらに15歳未満の子供の数は1954年の約3000万人から半減した。この減少傾向がどこまで続くのかを考えると、恐ろしい。新型コロナ禍での一時的な「妊娠控え」の影響との説もあるが、根はもっと深いところにありそうだ。ネットの普及で生身の人と直接会う機会が減っているのが原因の一つかもしれない。在宅勤務の普及とデジタル化の時代が到来し、生身の人間同士の交流機会はさらに減るだろう。これからは人との交流を努めて意識することが必要だ。コロナ後に向けて人々が気楽に集まれる機会づくりを高齢者の社会的責務として取り組みたい。

吉見 満雄(鹿児島県、NPO法人役員、84歳)

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