政府は若者の経済対策にこそ取り組むべき
「特集 無子化社会『恋愛停止国家』の未来」(5/24号)
韓国には「三放世代」という言葉がある。雇用環境の悪化による経済苦で、恋愛、結婚、出産の3つを諦めなければいけなくなった若年層のことを指す。今回の特集では、恋愛に興味が薄い層はファッションにも興味が薄いという取り上げ方をしていたが、これは鶏が先か卵が先かという話になってしまう。コロナ禍で学生はアルバイトができず、親からの仕送りも少なくなるなど経済的に苦しい。経済的に苦しいからファッションにお金をかけられず、それが負い目になって恋愛に踏み出せなくなるといった面もあるのではないだろうか。いずれにせよ、政府は若者の恋愛、結婚、出産に口出しすべきではない。若者がこの3つに踏み出せるようにする経済対策にこそ、政府は取り組むべきである。
永作 肇(東京都、会社員、45歳)
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