兼務は当たり前、専門知識にも疑問

「時事深層 『名ばかり』社外取、排除できるか」(5/3号)

 役員名簿にズラリと並ぶ社外取締役を見るたびに、こんな人数が必要なのかと疑問だった。複数社で社外取を兼務することは珍しくなく、事業に関する専門知識が無い人も多い。取締役会への出席は時折というケースもあるようだ。外部の人材による多角的な視点を取り入れることは大切だが、単純に社外取の人数を増やせばいいという問題ではない。ほんのわずかだが株式を保有する者として、各企業の対応を注意深く見ていこうと思っている。

伊藤 香澄(長野県、派遣社員、38歳)

この記事は会員登録で続きをご覧いただけます

残り904文字 / 全文1178文字

日経ビジネス電子版有料会員なら

人気コラム、特集…すべての記事が読み放題

ウェビナー日経ビジネスLIVEにも参加し放題

バックナンバー11年分が読み放題

この記事はシリーズ「往復書簡」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。