ロケットや衛星を産業と考える機運に期待

「時事深層 コスト半減、スペースXと競えるか」(2/8号)

 初代はやぶさが日本に帰還して、日本中が歓喜に満ちていたころ、「H2ロケット」の部品の営業をしていた。宇宙航空研究開発機構(JAXA)のシンポジウムなどの懇親会で記者と話をすると、ほとんどは科学部の所属で、経済部や産業部の記者はいなかった。日本ではロケットや衛星に関しては科学技術として語られ、産業として考えられていないのだな、と思った。日本は液体エンジンと固体エンジンの両方でロケットを自前で打ち上げながら、宇宙産業の売り上げはほとんど横ばいであった。新型国産ロケット「H3」の打ち上げコストは「H2」の半分程度に抑えられる。これで外国との価格競争の土俵に立てる。日本でもロケットや衛星を、輸送用機器や電子機器と同様に、産業と考える機運の高まりを期待する。

細井 邦生(東京都、会社員、57歳)

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