自らが正しいのかを常に疑っている会社
「特集 ファストリは正しい会社か」(1/18号)
私は経営者としての柳井正氏をとても尊敬している。柳井氏はしばしば「自分の成功体験が最大の敵」と言う。人は成功することで慢心やおごりが出て、成功したやりかたが絶対だと思い、人に押し付けるということだ。自分自身、何か新しい状況に置かれた時は、柳井氏の言葉を心に留めて取り組む。
現代では、流行はあっという間に変わり、成功例はコピーされ陳腐になる。ドキュメンタリー番組で「時代の寵児(ちょうじ)」などともてはやされた人が数年で没落する姿をよく見る。柳井氏は早くリタイアして悠々自適になりたいなどと思っていない。創業者スピリッツ満々だ。ファーストリテイリングが正しい会社かどうかは分からないが、常に本当に正しいのかを自ら疑っている会社であることは間違いないと思う。
竹内 祐司(愛知県、会社員、57歳)
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