画一的でない、個を伸ばす研修が有益

「特集 コロナ後の新人」(11/9号)

 時々大学生と定例の会議を持つが、常識に欠ける発言が多いように感じる。スマートフォンはよくいじっているものの、スポーツや芸能ニュースを見ることが多いそうだ。経済・社会については型にならった意見しか持っておらず、恐らく決まった情報源からの受け売りだろう。なにしろ読む本が少ない。こうした学生を採用して、型にならった従来の社内研修や職場内訓練(OJT)をいくら仕込んでもあまり役には立たないだろう。むしろ、失敗してもそこまで大きな損失につながらない挑戦を期間限定でやらせてみて、個々人が夢中になれる好きなことを見つけ出す方が効果は大きいのではないか。会社の方針に合わせるより、個人が能力を発揮できるものを発見し、それに合わせた職場に配属する方が有益だろう。さもないとAI(人工知能)に使われる新人だらけとなりそうだ。

吉見 満雄(鹿児島県、NPO法人役員、83歳)

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日経ビジネス2020年12月7日号 109ページより目次

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