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「餅は餅屋」では進まないデジタル化

「特集 脱 デジタル後進国」(9/21号)

 台湾のIT(情報技術)担当大臣、オードリー・タン氏の編集長インタビューが印象に残った。進む少子高齢化、歴史の浅い民主主義など自分たちが置かれた現状を冷静に認識し、何がベストかを試行錯誤して国民にオープンにしたことが新型コロナ対策の成功につながったと感じた。対する日本は20年前からIT改革を掲げてきたが、十分に進んでいない。行政はもちろん、大企業でもデジタル化が遅れている。役員以上がデジタルに疎く、従来のやり方が評価されたり、IT人材が正当に評価されなかったりしている。デジタル化を阻む岩盤の要因に、「老害」が大きいのではないか。「餅は餅屋」的な発想では変わらない。タン氏のように、専門はITでも、民主主義や思想について深い理解のある人がデジタル庁のトップに就任すべきだろう。

匿名希望(東京都、会社員、29歳)