ウィズコロナ、アパレル業界は価値創造を

「時事深層 非対面が招くアパレル構造不況」(8/3号)

 ほぼ週5日間、リモートワークをしている。巣ごもりで増えた消費もあるが、それ以上に、過去最低レベルに減少したのが衣類や化粧品などの出勤にかかる支出だ。このまま冬までリモートワークが続くなら新しい冬服も欲しいとは思わないだろう。リモートワークは女性に優しい働き方改革だが、それによって仕事を失う女性も増えると感じている。

 アパレル業界のウィズコロナにはリストラ的な“対症療法”ではなく、「戦後復興」のように、新しい価値観と仕事を創造し、業界の未来像を描くことが必要だろう。

畑山 千香(東京都、会社員、35歳)

編集部から

 おっしゃる通り、新型コロナが収束しなければ消費者の外出控えも長引き、冬服の需要にも影響してきます。本来であれば、冬はコートなどの比較的高単価な重衣料が売れます。それだけに冬服の需要減がアパレル各社の業績に与える影響は小さくありません。現在の売れ筋は部屋着など低価格帯衣料で、しばらくはこの傾向が続きそうです。

 低価格帯を得意としてきたユニクロやしまむらは強みを生かせますが、百貨店などが主要販路で中価格帯以上を得意としてきた総合アパレルはそうはいきません。これまで武器にしてきた企画力をもって、ウィズコロナ時代のニューノーマルに合ったトレンドを作ることが求められているのだと思います。

田中 創太

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