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日本の研究環境、強みを自ら放棄の愚策

 「特集 世界のヤバい研究」(3/23号)

 不老不死のための頭部移植について、現実的に実現可能性が高いのは損傷した脊髄の再生であるという内容がありました。人間が想像しうることは将来実現しうるという言葉もあるので、頭部移植も遠い未来に実現するかもしれません。

 しかし、今の日本はそのような「夢のある」研究を続けられるような状況にありません。損傷脊髄の再生の研究で、私はプロジェクトの任期付きで雇用され、3年余りしか研究ができませんでした。今の若手(とはいえない年代まで含め)の研究者の多くが、不安定な任期付きの身分で研究を行っています。そして任期が終了すれば、そのまま続けていれば実用化した研究であっても、その研究は二度と日の目を見ないかもしれません。このような日本の貧弱な研究環境は、日本の最大の強みを自ら放棄する愚策だと思います。

匿名希望(茨城県、技術専門員、50歳)