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M&Aでは相手を尊重するのが重要

「特集 売られた社員 20の運命」(5/13号)

 私が勤務する会社は、とある会社が10年前にM&Aで買った会社だ。買い主の要請で、一般社員として入社し、現在は経営メンバーとして参画している。

 自身の経験からも、M&A後の会社のかじ取りは非常に難しいと感じている。特に、外から来た者が資金力を武器に、人に命令するのは至難の業だ。私の場合、目線を一般社員の高さまで落として考えたり、利益が出た際には一部を社員に分配すると強調して説明したりして、何とか乗り越えることができた。

松下 順一(香川県、会社役員、69歳)