日産の問題は人ごとではない
「特集 日産の正体」(4/1号)
特集を興味深く読んだ。会社の象徴的存在でもあったゴーン氏が去った今、日産のアイデンティティーは何だと問われると、確かに私にはよく分からない。強いリーダーシップに頼り切ってきたからではないかと感じた。強すぎるリーダーシップをけん制する仕組みはもちろん、周囲が異変を感じたら、すぐに「何かがおかしい」と指摘できる会社の風土づくりが重要だと思う。
日産で浮かび上がってきた課題は、どの会社・組織にもある程度潜んでいる。良かれと思って強いリーダーに従うだけでは、ある日、ふと振り返ったときに道を踏み外していた、ということになりかねない。人ごとではなく自分のこととして、しっかりと動向を見ていきたい。
大崎 達哉(福岡県、会社員、55歳)
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