事業が円滑に引き継げる世の中に

「特集 2019年M&A大予測 武田、日立に続くのは」(1/21号)

 日本では年間3000件近いM&A(合併・買収)があり、一層増加するだろう。私が注目したいのは、中小企業向けM&Aだ。中小企業白書では、経営者が60歳以上の中小企業の多くが後継者未定だと指摘されており、黒字にもかかわらず廃業・休業するケースもあるという。事業の継続や雇用維持の必要性から中小企業のM&A市場の更なる環境整備に期待したい。記事中には、成否を握るのは事業戦略以前に「感情」かもしれないとの指摘があった。経営者にとっては我が子のような事業や労働者を円滑に引き継いでいける世の中になってほしい。

匿名希望(富山県、会社員、32歳)

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