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領域を横断する技術者に正当な評価を

「特集 製造リショアリング 超高効率工場の逆襲」(1/28号)

 日本のものづくりは夜明けのときにあると思うが、同時にある盲点に気がつかないと、みすみす好機を逃すのではないか。この盲点とは、ものづくりが高度に進化する時代において活躍する技術者が「必ずしも正当な評価を受けない」ということである。

 これからのものづくりは、エレクトロニクスとコンピューターサイエンスが交差するなど、「領域と領域の境目がぼやける」という特徴がある。この状況で活躍できるのは、「多分野を行き来する技術者」であろう。しかし、領域横断的な仕事は片方の領域でしか評価されない。ものづくり革命を起こすには、人事評価の落とし穴にも目を向けるべきかもしれない。

岩尾 俊兵(神奈川県、大学専任講師、29歳)