与野党対決で4月の北海道知事選挙に挑んだものの、自民党などが推薦する現職に敗北した。出馬表明が投開票日の約2カ月前と出足が遅れ、駆け足で支持を訴えたが、全道を一巡できなかった。池田氏は「今回は選挙に勝つための戦略がほとんどなかった」と悔やむ。

[元衆院議員]
池田真紀氏
1972年生まれ。97年東京都板橋区役所福祉事務所に入り、2011年北海道に移住して福祉関連団体などで勤務。14年と16年衆院選落選。17年衆院選に立憲民主党から出馬し、比例北海道ブロックで初当選。21年衆院選落選。

 北海道知事選に無所属で出馬しました。物価の高騰や新型コロナウイルスの感染拡大の影響などで、多くの道民が苦しんでいる現状を何とか変えたかったからです。

 北海道は全国平均を上回る速さで人口が減り、若者を中心に本州への流出が進んでいます。「このままでは北海道が埋没してしまうのではないか」。北海道内の各地方自治体と向き合うことで、道民と一緒になって救える命や守るべき暮らしを支えていこうと考えました。

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