知事選の前哨戦として注目を集めた参院選沖縄選挙区に自民党から出馬するも、現職に惜敗した。米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設に反対する「オール沖縄」勢を破れなかった。一人のビジネスパーソンとして沖縄振興に取り組みながら、捲土(けんど)重来を期す。

[元総務省職員]
古謝玄太氏
1983年那覇市生まれ。東京大学卒業後、同大大学院を中退し、2008年4月に総務省入省。調整課主査や長崎県財政課長、復興庁参事官補佐などを経て、20年3月に退職。22年3月までNTTデータ経営研究所マネージャーを務めた。

 今年の沖縄は選挙イヤーで、年初から名護、南城、石垣、沖縄の4市長選挙を保守系候補が制してきました。この勢いに乗って参院選沖縄選挙区で議席を奪還して、知事選勝利へという期待が高まっていたところで、残念ながら私は敗れてしまいました。申し訳なく思っています。

 保守系候補がいずれも現職や元職だった4市長選挙と違い、知名度のある現職を無名の新人だった私が追いかける展開で、元からハードルは高かった。それでもだんだんと勢いづいているという手応えはありました。選挙体制が本格的に整ったのは5月の大型連休明けと出遅れましたが、街頭演説の反応が良くなるにつれ、選挙対策チームもどんどん盛り上がり、いい循環ができていました。

保守系が勝利を重ねていた
保守系が勝利を重ねていた
●今年の沖縄における主な選挙の結果
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 選挙戦終盤には道行く人に手を振るとかなりの割合で振り返してくれました。ただ、それでも結果は負け。現職に2888票差にまで迫りながらも及ばなかったことで、参院選後に陣営は一種の燃え尽き症候群のような状況に陥ってしまい、知事選での動きが鈍ってしまった。知事選の敗北にも責任を感じています。

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