撤退まで急スピード
釧路という場所は、SDGs(持続可能な開発目標)に敏感な企業にとって、環境対策を消費者にアピールする上でとても魅力があるはずです。例えば、国際的に重要な湿地を保全するラムサール条約については、日本の登録第1号となったのが釧路湿原でした。
釧路には素晴らしい自然環境があり、共存を打ち出す企業にとってブランド力の向上につながります。日本製紙には、ゴミ袋やクリアファイルなども紙製に換えて、行政と二人三脚で新たな時代のビジネスモデルを構築していくことを期待していました。この「紙化ソリューション」の進捗について、冒頭でお話しした20年11月の懇談の際に伺う予定だったのです。
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