広島県呉市議の谷本誠一氏が、同市議会から辞職勧告決議を受けた。新型コロナウイルスの感染予防で航空機内でのマスク着用を求められ、機内から降ろされたのだ。マスク着用は「日本では法律で義務付けられていない」と反論。国と航空会社を提訴する考えだという。

[広島県呉市議会議員]
谷本誠一氏
1956年広島県生まれ。75年呉三津田高校卒業。87年から元官房長官で国会議員の中川秀直氏の秘書などを務め、95年に38歳で呉市議に初当選した。2019年まで同市議に通算6期当選。

 2月6日、私は前日の北海道内での講演を終え、呉市に帰る予定でした。搭乗するのは午前9時50分の釧路空港発羽田行きのAIRDO(エア・ドゥ)機で、関係者が発券カウンターで搭乗手続きをしてくれていました。

 関係者が「(発熱も、風邪に似た症状もなく)健康上、問題はないのでマスクなしで一番後方の席に乗せてほしい」と訴えたところ、やはりマスクの着用を求められました。その後、「マスク着用は法律で義務付けられていない」「機内で黙っていれば感染させるリスクはない」と納得してもらうよう話をして、50分ほどのやり取りののち「搭乗許可が出た」と言われたため、機内に乗り込みました。

機長からの降機命令

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