全国高校サッカー選手権の決勝に初出場した、熊本県立大津高校(熊本県大津町)。屈強な選手の多い私学の雄、青森山田高校(青森市)に0-4で負け、初優勝は逃す結果となった。試合展開を巡りファンの間でも意見の分かれた第100回大会となったが、平岡総監督は前を向く。

平岡和徳氏
「我々は進化するブルー軍団として、決して停滞してはいけない」。
1月10日の東京・国立競技場。悔しくてたまらない準優勝となったロッカールームで、私が選手たちにかけた言葉です。やりきれない思い、ふがいなさを抱え、みんな泣きながら入ってきました。しかし、涙を流しすぎると悔しさまで流れてしまう。胸に残しておくべき熱いものがあるから、涙を止めて顔を上げる必要がありました。
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