全国高校サッカー選手権の決勝に初出場した、熊本県立大津高校(熊本県大津町)。屈強な選手の多い私学の雄、青森山田高校(青森市)に0-4で負け、初優勝は逃す結果となった。試合展開を巡りファンの間でも意見の分かれた第100回大会となったが、平岡総監督は前を向く。

[大津高校サッカー部総監督]
平岡和徳氏
1965年生まれ、熊本県出身。東京の帝京高校で主将として全国高校サッカー選手権優勝。筑波大学では長谷川健太氏(現名古屋グランパス監督)らと戦績を残し、各年代別日本代表でも主将。93年大津高校監督、2016年から総監督。

 「我々は進化するブルー軍団として、決して停滞してはいけない」。

 1月10日の東京・国立競技場。悔しくてたまらない準優勝となったロッカールームで、私が選手たちにかけた言葉です。やりきれない思い、ふがいなさを抱え、みんな泣きながら入ってきました。しかし、涙を流しすぎると悔しさまで流れてしまう。胸に残しておくべき熱いものがあるから、涙を止めて顔を上げる必要がありました。

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