当選16回の大ベテランが、在職50年を目前にして、昨年の衆院選で涙をのんだ。保守分裂となった熊本2区で、同門である財務省出身の無所属新人に敗れた。政治家引退を決めたが、半世紀近いキャリアを生かして国のために尽くしたいと話す。

野田 毅氏
支持者の皆さんのお世話になるのもこれが最後だという思いで、昨年の衆院選を戦いました。1972年の初当選以来、約半世紀にわたって支えてくださった仲間には、ただ感謝、感謝、感謝ですね。まずはそのことを申し上げたいと思います。
今回の選挙でも支持者の皆さんは一生懸命頑張ってくれました。ただ、もう一度挑戦できるかと言えば、それは現実問題として無理でしょう。僕を支えてくださった方々の中には、鬼籍に入られた方も多いし、思いはあっても身体が動かないという方もいます。今後はもう選挙には出ないと思いを定めました。
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