新型コロナウイルスのクラスターが福井県の一部地域のカラオケ店で発生。県は「デュエット自粛」を含むガイドラインを作成し感染防止対策を呼びかける。踏み込んだ対策にもかかわらず、客がなかなか戻らず、苦悩が続く。

(写真=堀 勝志古)
[「カラオケみろく」代表]
笹原鈴江氏
1943年福井県生まれ。十数年前から「カラオケみろく」を経営する。客は60代後半〜70代が多く、女性を中心とした地元客が大半を占める。プロ歌手を招いたディナーショーなどのイベントなども定期的に開催してきた。
ステージ前の大型のシールドは自作(右)。感染者を出さないため注意事項を掲示(左上)。店は福井県鯖江市にある(左下)(写真=堀 勝志古)

 福井県で8月、昼間営業の一部のカラオケ店で新型コロナウイルスのクラスターが発生しました。県の休業要請に従い、追って指示された様々な感染防止対策も実施し、自分たちでもできる限りの予防策をしています。それでも私の店をはじめ、カラオケを置く多くの地域のお店は、お客さんが戻らない状況が続いています。

 私の店は、地場産業が眼鏡であることで知られる福井県鯖江市にあります。カラオケ店というと日中はカラオケ喫茶で、夜はお酒が中心のスナックになるところも多いと思います。私の店は、夜もお客さんの目的は歌うこと。客層は近隣の60代後半から70代の方が中心で、2~3人で来店される女性客が目立ちます。

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