新型コロナウイルスのクラスターが福井県の一部地域のカラオケ店で発生。県は「デュエット自粛」を含むガイドラインを作成し感染防止対策を呼びかける。踏み込んだ対策にもかかわらず、客がなかなか戻らず、苦悩が続く。

笹原鈴江氏
福井県で8月、昼間営業の一部のカラオケ店で新型コロナウイルスのクラスターが発生しました。県の休業要請に従い、追って指示された様々な感染防止対策も実施し、自分たちでもできる限りの予防策をしています。それでも私の店をはじめ、カラオケを置く多くの地域のお店は、お客さんが戻らない状況が続いています。
私の店は、地場産業が眼鏡であることで知られる福井県鯖江市にあります。カラオケ店というと日中はカラオケ喫茶で、夜はお酒が中心のスナックになるところも多いと思います。私の店は、夜もお客さんの目的は歌うこと。客層は近隣の60代後半から70代の方が中心で、2~3人で来店される女性客が目立ちます。
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