都道路の延伸計画で、東京都板橋区にある大山商店街が分断へ。地元は70年余り反対をしてきたが、商店街の生き残りをかけて再開発を容認した。「多種多彩な人でにぎわう商店街」を目指し、まちづくりを進めている。

[ハッピーロード大山商店街振興組合理事長]
石川政和氏
1948年、東京都板橋区生まれ。西友に入社し、2006年退職。13年から理事長。09年に中小企業診断士の資格を取得し、企業支援をするかたわら地域活性化事業に携わる。
多くの人でにぎわうハッピーロード大山商店街。再開発で一時閉店する店も多い

 東京都板橋区大山町の東武東上線の大山駅前にあるハッピーロードは、全長約560mのアーケードを有する都内屈指の規模です。1日の平均来街者が約3万人、組合加盟店舗数が200前後。ターミナル駅の池袋駅へのアクセスが良く、商店街を中心にした半径1km圏内の人口は約7万7000人と推計されており、老若男女が行き交うにぎやかな商店街となっています。

反対しても未来はない

 しかし私たちは長年、大きな問題を抱えてもいました。いわゆる「大山問題」です。

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