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東京医科大学を巡る汚職事件をきっかけに発覚した、10大学の医学部における不適切入試問題。神戸大学では、学生募集要項に記載しないまま過疎地域の出身者に一律の加点をしていた。「大学内の情報共有が不十分で、監督機能が働かなかった」と反省する。

[神戸大学前副学長]
藤井 勝氏

1983年、神戸大学大学院文化学研究科博士課程を単位修得退学し、同研究科助手。91年、同大文学部助教授。2005年、同学部教授。12年、同大大学院人文学研究科長・文学部長。15年~19年3月まで副学長。

SUMMARY

神戸大学の不適切入試の概要

東京医科大学の汚職事件で、文部科学省幹部の息子の裏口入学疑惑が浮上。文科省は全国の医学部で不公正な入試が行われていないか調査を始めた。その結果、同省は10大学で女性や浪人生を不利に扱っていたり、同窓生の子弟らを優遇したりしていたと発表。神戸大学では過疎地域の出身者に加点をしていた事実が判明した。