混合ワクチンの接種が自閉症の増加につながっていると主張する米国の映画「MMRワクチン告発」。配給会社ユナイテッドピープル(福岡市)は、信ぴょう性に疑いが出たとして、10日前に公開を中止した。「映画とは反対の主張を持つ小児科医に早く意見を聞くべきだった」と教訓を語る。

[ユナイテッドピープル株式会社代表取締役]
関根健次氏

1976年、神奈川県生まれ。米ベロイト大学経済学部卒業。小売企業やIT企業での勤務を経て、2002年にユナイテッドピープル設立。当初の事業は寄付金サイトの運営などだったが、09年からドキュメンタリー映画などの配給に専念している。

SUMMARY
映画公開中止の概要
「MMRワクチン告発」は、米政府機関が混合ワクチンと自閉症の関連性を示すデータを隠蔽したと主張するドキュメンタリー映画。監督は、混合ワクチンと自閉症を巡る論文で不正をしたと認定された人物で、映画の内容に疑念の声もあった。ユナイテッドピープルは、日本での自閉症の増加に関する監督の説明などに疑念が生まれたとして、急遽公開を中止した。

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