FIBAはガバナンスを評価

<span class="fontBold">アジア大会での香港戦。代表認定を取り消された4人の選手名も電光掲示板に表示されていたが、実際には8人での戦いを余儀なくされた</span><br />(写真=時事)
アジア大会での香港戦。代表認定を取り消された4人の選手名も電光掲示板に表示されていたが、実際には8人での戦いを余儀なくされた
(写真=時事)

 先日、FIBAの幹部とお会いする機会があり「JBAの事後対応は正しかったと思う」と言っていただけたことに、胸をなで下ろしました。4人の帰国後すぐに謝罪会見を開いたこと、弁護士らによる裁定委員会も迅速に動いていただいて現地の法律を調査したこと、10日余りで処分を下せたこと、これらをFIBAは評価してくれたようです。

 FIBAは2014年、JBAの国際資格を停止するという制裁を下しました。理由は3つ。男子の強化が進んでいないこと、JBAのガバナンス不全、そして国内リーグが2つに分裂しているという異常事態が原因でした。

 日本サッカー協会から川淵三郎氏がJBAの改革に乗り出し、Bリーグ発足のめどが立ったことで、15年に制裁は解除されました。しかし、いまだモニタリング期間、つまり“執行猶予”の状態にあります。今回の問題でJBAが迅速に対応できなければ、モニタリング期間の延長などの処分が下ったり、東京五輪での男子の開催国枠の出場に関して悪影響を及ぼしたりする可能性がありました。FIBAにガバナンス面では評価をいただけて一安心です。

 残る課題は男子チームの強化です。この成果を認めていただけるかで、開催国枠を獲得できるか決まります。3月にFIBAが判断する見通しです。

 五輪の出場枠が12カ国・地域なのに対し、現在の日本男子のランキングは40位台。開催国枠が認められなければ、せっかくの東京大会に出場できないのが現実です。2月に開かれるワールドカップ(W杯)アジア地区2次予選の最終ラウンドを勝ち抜き、21年ぶりのW杯自力出場を果たすことで、成果を示したいと思います。

日経ビジネス2019年1月21日号 84ページより目次
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