ネット上で仕事の発注者と受注者をつなぐクラウドソーシングのプラットフォームで国内最大級。副業を推奨する動きが追い風となり、売上高は3年で約2倍と急成長を遂げる。

「グルメ記事の執筆」「プログラミング言語Pythonを用いたアプリ開発」「M&A(合併・買収)のアドバイザー」……。クラウドワークスのウェブサイトにはありとあらゆる仕事の依頼が並ぶ。仕事の発注者が依頼内容をサイトに掲載し、クラウドワーカーらが報酬と業務量を精査して仕事を選ぶ。「クラウドソーシング」と呼ばれるこうした仕事のマッチングの仕組みでは、国内最大級のプラットフォームを手掛けるのが同社だ。
副業推進の流れが追い風
2022年9月末の時点で、登録するクラウドワーカーは527万人、仕事を発注するクライアントは伊藤忠商事やNTTデータなど84万社を超える。クラウドワーカーとクライアントの「マッチング」が成立すると、一定の手数料がクラウドワークスの収益になるというビジネスモデルだ。
売上高はこの3年で約2倍に成長し、22年9月期に100億円の大台に乗った。20年に連結子会社を売却した一時的影響を除けば、11年の創業から10年以上にわたり、右肩上がりの成長を維持している。
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