では、NAS電池の開発・製造がコアコンピタンスの日本ガイシがなぜ、新電力に進出したのか? そもそもNAS電池は同社にとってどういう位置付けの事業なのか。
「水力(揚水)発電のように都市部でも電気をためて、需要が出れば発電するような技術はないものか」。1980年代、通商産業省(現経済産業省)と東京電力は充放電が自在にできる新たな“電源”の開発を模索。67年に米自動車大手フォード・モーターが基本原理を発明したNAS電池に注目し、セラミックスに一日の長がある日本ガイシに声をかけたのが始まりだ。
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