「研修が盛り上がらない」「横のつながりができない」……。オンライン研修で企業の悩みは尽きない。お絵描きや寸劇など「遊び」の要素を導入した研修が「成果が出る」と、大企業中心に受けている。

研修を自ら作る
研修を自ら作る
バヅクリの研修は佐藤太一社長がすべて監修している。少年時代に夢中になった新たな遊びの考案が原点だ(写真=的野 弘路)

 「あなたにとって仕事とは何ですか? さあ、みなさん、絵に描いて表現してみましょう」

 オンラインで集まった大手金融機関の新入社員が数十人。司会役の女性がこう呼びかけると、色鉛筆を手に持ち、絵を描き出す。「すてきな絵ですね」「面白い発想ですね」。司会役の相づちやテンポの良い声掛けもあり、参加者は終始笑顔だ。

研修にお絵描きなどを取り入れ、参加者の心理的距離を縮める
研修にお絵描きなどを取り入れ、参加者の心理的距離を縮める

 スタートアップのバヅクリ(東京・港)が2020年春に開始した企業向け研修サービスの一幕だ。新型コロナウイルスの感染拡大によって企業ではオンライン研修が増えたが、「盛り上がらない」と頭を抱える企業は多い。バヅクリは研修に、お絵描きや寸劇、料理など「遊び」の要素を取り入れた。利用する企業からは「意外なつながりが生まれた」「業務に変化が出てきた」と好評価を得ている。

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