ユニークなのは発電設備の標準化などを図り、フランチャイズチェーン(FC)展開することだ。第1号の建設費100億円は沼田氏の個人資産50億円と借り入れで調達したが、その後は施設のオーナーを募って年1基ほどのペースで増やす。いずれ北海道、東北、九州に展開する計画だ。

 地熱発電所の計画は一般に温泉への影響を懸念する観光事業者らの反対が起きやすい。町おこしエネルギーでは沼田氏が先頭に立って動き、これまで30カ所以上から掘削許可を得た。発電の熱水を利用したエビやシジミの養殖、果物や野菜の栽培も実験を繰り返す。沼田氏は「地熱発電によって国内のエネルギー自給率の向上を進めながら、熱水の活用などで町おこしをする」と話す。

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日経ビジネス2022年5月30日号 56~57ページより目次

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