共通テスト予想問題がヒット
強みの一つは、教材作成力だ。その底力が発揮されたのが21年の大学入学共通テスト向けの予想問題集。センター試験から移行した初年度のため過去の問題がなく、競合各社はセンター試験の類似問題にとどまった。これに対してZ会は共通テストの試行調査を詳しく分析し、その傾向に合った問題集を発行した。受験生の反響は大きかった。増刷を4回繰り返しても追いつかず、急きょ電子版まで提供するヒットとなった。
その立役者は、教材づくりの専門部署である「指導部」だ。自社開発にこだわるZ会では、社員324人のうち過半数を超える164人が指導部に所属している。

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